自転車競技(4km速度競争)インターハイで寺本将輝くん(理数科3年・松江4中出身)が準優勝しました。
北高PTA広報委員で、目覚ましい実績を残したスーパー高校生の等身大の日常に迫ってみました。
Q:自転車競技については普段どこでどんな練習をするか。
A:橋南に住んでいるので山に練習に行くのと家でのトレーニングがメイン。自分としては、文武両道というより、時期により勉強と自転車のメリハリをつけて取り組んでいる。
基本的には個人競技ではあるが、出雲工業に自転車競技部があって週末は一緒に練習をさせてもらったりする。下級生の時は先輩という目指す目標があるのがやりがいにつながった。3年生になると合同練習も引っ張っていく立場になるが他の高校生と走れるのが張り合いになった。平日は一人で黙々と練習を繰り返す。
Q:インターハイ当日の気持ちは?
A:1年では運よく、2年生では実力で、中国大会でそれなりに実績を残せてきた。一方、3年では中国大会で思ったほどの結果が残せず、そこからインターハイという流れで、勉強へのプレッシャーもあり、例年にない危機感を持っていた。1か月前に何とかするしかないとふっきれて本番に向かった。予選、準決勝は適度な緊張感で迎えた。決勝は楽しめれば、良ければ表彰台にと臨んで、準優勝という結果もついてきて、悔いの残らないレースになった。自転車は勝ち負けが必ず付くので2位は1位に負けたことになるが、得られるものは大きく満足している。大学生になっても自転車競技は続けたいと思っている。
Q:自転車競技についてご両親はどのようにサポートしてくれているか。
A:自転車競技は高校入学してから始めたが、父が自転車選手だったのがきっかけ。パワーを出す練習をする際は、プロテイン摂取を心がけるなど、競技内容によって異なることがあり、母にリクエストすると考えて準備してくれる。レースの翌日とかはお腹が減るので弁当に加えて母がおにぎりを作ってくれるが、それでも足りず購買で食事を補う。
Q:理数科のクラスの雰囲気は?
A:理数科で周りに理科を得意とする友達がいるので盛り上がれて楽しい。分からないことがあったときに誰かに聞いたら分かったり、一緒に考えたり、教えるのが上手だったりと助かっている。勉強についてや何でもないいろいろな話を友達とする時間が楽しい。理科が好きなので1年生で理科を3科目できる理数科は個人的にはありがたかった。
Q:好きな科目は?
A:理科が好きで、入試の可能性を広げるために化学の他は物理を選択したが、生物オリンピックに出てみたら3,000人のうちの上位80人に入って、全国の本選に出場したこともある。物理についても頭の中でイメージすると問題が解けていくところが好き。化学も暗記は多いが化学的な考え方が生活の中で出てくることもあるところが好き。
Q:高校に入って変わったことは?
A:中学の時にはテスト週間ですらサッカー週間ととらえて遊んでいたが、高校入ってから学習習慣が身に付いた。学習時間調査で実際の時間を報告したら少なすぎると指摘された。勉強の時はスマホを視界に入らないところにおいて触れないようにしている。一方で友達と勉強時間共有アプリがあってそれを張り合いにできる部分もある。甘い方に流されやすいので友達が頑張っていることが励みになる。
Q:将来はどういう仕事をしたいか。
A:医療系で地域のスポーツにかかわるような医師、例えば、地域に根付いたチームのスポーツドクターになりたいと思っており、医学部に進学出来たらと考えている。
自分の考えを明確にはきはきと自信を持って表現する姿勢が印象的でした。将来はスポーツにかかわる医師として地域に貢献したいとのこと。今後とも応援したいと思います。
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