企画展「戦争と平和を考える2023」 ~ラーゲリ(収容所)にいた島根の人たち~
8月09日(水)
|松江市
7月21日より、島根大学図書館の展示室にて開催される「戦争と平和を考える2023」の企画展において、 卒業生である山本幡男氏に関する展示も実施されます。双松会会報の第5号~第10号に寄稿されていた記事についても、紙面ごと展示される予定です。是非お立ちよりください。
日時・場所
2023年8月09日 8:30 – 2023年8月31日 17:00
松江市, 日本、〒690-0823 島根県松江市西川津町1060 図書館
イベントについて
企画展示「戦争と平和を考える2023~ラーゲリ(収容所)にいた島根の人たち~」を開催(7/21~8/31)
公開日 2023年07月05日
このたび、附属図書館(本館)では、企画展示「戦争と平和を考える2023~ラーゲリ(収容所)にいた島根の人たち~」を開催します。
戦後ソ連に抑留されて過酷な環境下でも仲間を励まし続けた西ノ島町(島根県隠岐郡)出身の山本幡男と、彼の遺言を記憶し帰国後遺家族に伝えた同志たち。その逸話は、昨年公開された映画「ラーゲリより愛をこめて」でも高い関心を集めました。一方、山本と同様に戦後ソ連に抑留され、そののち戦犯として中国へ引き渡され撫順・太原戦犯管理所に収容された人々がいます。彼らは日本へ帰国後「中国帰還者連絡会」を組織し、自分たちの戦争体験を広め、日中友好を祈念して活動を展開しました。その山陰支部の活動史料(略称:山陰中帰連史料)は、事務局長であった故・難波靖直氏によって当館に寄贈され、保管されています。特に難波の戦争への加害意識から行われた精力的な活動からは、平和であるために努力し続けていくことの大切さを深く考えさせられます。
本展では、山本の遺書(複製)など西ノ島ふるさと館のご厚意により借り受けた史料及び当館が所蔵する山陰中帰連史料を中心に展示します。戦争がもたらす日常や人間性の喪失の先に、戦争体験を乗り越えようとした人々の姿を学ぶことで、戦争と平和について考えます。
また、展示期間中、関連企画として映画「ラーゲリより愛をこめて」のミニ上映会の開催も予定しています。多くの方のご来場をお待ちしています。
会 場: 島根大学附属図書館(松江キャンパス)1階展示室 《地域コミュニティラボ》
期 間: 令和5(2023)年7月21日(金)~8月31日(木) 《入場無料》
時 間:図書館の開館時間中 ※詳しくは開館カレンダーにてご確認下さい。
※休館日:7/29、7/30、8/5、8/6、 8/11~8/15、8/19、8/20、8/23、8/26、8/27
主 催: 島根大学附属図書館
協 力: 一般社団法人 西ノ島町観光協会
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■関連企画 映画「ラーゲリより愛をこめて」ミニ上映会
(1)7月27日(木) 13:30~(2)8月8日(火) 13:30~
会場:附属図書館(松江キャンパス) 3F多目的室
※2回とも同じ内容です。上映時間134分。
※入場無料。予約も不要です(定員30名程度)。
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以上、島根大学図書館HPからの引用です。